【馬体から好走馬予想】ホープフルS

小回りを起用に周る機動力、短い直線で力強く瞬時に加速できるスプリント力、アップダウンの多いコース形態でも筋肉疲労を最小限に抑えられるほどの筋肉量が必要になります。

タフな条件では、シンプルにスタミナと筋肉に負担をかけないためのパワーが必要になってきます。

490㎏の馬体重が示す通り筋肉力が豊富でパワーがありそう。骨格と筋肉の付き具合も前後でバランスよく、コンパクトな馬体で瞬発力も高そう。パワー×スピードタイプで小回り適性の求めれる今回の舞台での適性は高そう。

7着に敗れた札幌2歳Sは前にいたこの馬に不利な展開だったとは言え、上位3頭とは差がありそうで負け過ぎの印象。メンバーレベルがあがるここでも厳しい。

無駄ニクがなく、コンパクトな骨格をしており機動力の高そうな馬体。新馬戦では広い東京コースで強い内容だったが、適性的には今回の舞台変わりはプラスに働きそう。馬体重もそれなりにあり、腹袋もしかっりしているため、多少なタフな流れにも対応でき、中山コースはまさにベスト条件な気がする。

新馬戦はスタートも良く、楽に逃げての勝利のため、大きく評価するのは難しい。ただ、直線で2着馬に一度先頭を許しながらも最後は差し替えして勝っているところは能力の高さを示した。参考レースが新馬戦のみのため、判断が難しいが、そのレースで差をつけられて3着となった馬も次走未勝利戦で勝っているため、メンバーレベルの高い新馬戦の可能性が高く、この馬の能力もそれなりにあり、あっさり勝っても不思議はない。

※馬体写真なし

京都2歳Sは小頭数かつ一段での瞬発力勝負となり実力がはっきりでるレースの中3着と力は示せた。同レース勝ち馬のエリキングは世代トップの馬として有名のため、その馬相手に善戦したこの馬も能力が高い可能性はある。ただ、タイムを見ると昨年のダノンデサイルが勝った時とは1秒以上差があり、レースレベルに疑問が残る。もし、エリキングに引っ張られ人気するようであれば妙味なし。

筋肉量とその付き具合が前後でバランスが良く、馬格もコンパクトでパワー×スピード馬体。背中は短く、長躯短背体系で伸縮性の高そうな胴回りをしている。かなりスピード要素が高く、先行力と機動力が高そうな馬体で今回の舞台への適性はかなり高そう。

東京杯2歳Sは前有利の展開がこの馬向いての勝利のため、素直に評価できないが、前目につけて上がり最速で勝っているため、能力の高さは示した内容だった。ただ、新馬戦のメンバーレベルに疑問があり、初めての中山コースへの適応など不安要素もあるため、抜けた存在には思えず、適性と合わせて判断が必要。

筋肉質かつ立派な腹袋があり、全体的にパワフルな馬体に見える。胴は詰まり気味でそれなりに機動力もありそうだが、パワー要素の割合が基本的には多め。機動力かつ最後の直線での瞬発力が求めれる今回の舞台ではややスピード不足の印象。タフな馬場が想定されれば評価は見直す。

芙蓉Ｓはスローの瞬発力勝負が前にいたこの馬に向いたため、着順以上に評価はあげれず。中山のコーナーを上手く回り勝利していることは評価できるが、負かした相手やこれまで戦ったメンバーレベルを考慮するとＧ1のこの舞台では能力不足の印象。

500㎏を超える馬体重が示す通りかなり筋肉質の馬体。胴は詰まり気味かつ足も短めでコンパクトな骨格をしており、筋肉と合わせてい一瞬の加速力に秀でた走りができそう。典型的なパワー×スピードタイプで距離はもう少し短いほうが良いが、適性は高め。

新馬戦は前に有利な展開が2番手で競馬したこの馬に向いての勝利のため、素直に評価はできず。キャリア1戦のため判断が難しく、さらにデビューが11月末と遅いため、総合的にも評価しがたい。同じような内容で朝日杯FSに出走し、3着に好走したランスオブカオスの例もあるが、その馬よりかは新馬戦のインパクトは低い。

※馬体写真なし

勝利した未勝利戦は先行して瞬発力を使えているため、能力の高さを示した内容だった。新馬戦で0.2s差で敗れたヴィンセンシオはその後のレースでレコード勝ちするほどの実力のため、この馬の能力もそれなりに高い可能性はある。

馬体重はそれなりにあるが、無駄ニクのないスリムな体系に見える。付くべきところにはしっかりと筋肉がついており、骨格のバランスはとても良い。飛節は直飛で持続力勝負にも得意そうだが、他の特徴にスピード要素が多く機動力が求めれる今回の舞台への適性は高そう。

百日草特別は小頭数とはいえ、先行しながらも速い上がりを使えての勝利のため、能力の高さを示した内容だった。札幌2歳Sは仕掛けのタイミングを完全に見失い、直線でもほぼ追っていなかったため、度外視とまでは言えないが、評価を大きく落とす必要はなさそう。ただ、この戦績だけで判断すると札幌2歳Sと似たような競馬になりそうな今回の舞台は、この馬にとっては向かない可能性が高い。

胴が長めでストライドの大きな走りを得意としそうな骨格をしている。ただ、後躯は斜尻、曲飛とスピード要素も多い。また、馬体重が示す通り、筋肉も付くべきところにしっかり付いており、全体的に3要素のバランスが良い馬体をしている。数字上適性は高めだが、馬体を見た第一印象では過去に好走した穴馬とは特徴の傾向が異なるように見えるため、チャートが示すほど適性が高いわけではなさそう。

過去3戦必ず速い上がりを使って善戦しているところは素直に評価できるが、すべて小頭数でのパフォーマンスというところが不安要素。戦ってきたメンバーレベルもクラウディアイの評価と同様に低い可能性もあると思っているため、当日人気があるとしたら妙味はあまり感じられない。

筋肉量が豊富かつ詰まり気味の胴のためパワー×スピードタイプの馬体をしている。特にトモの筋肉の突出しており、爆発的な加速力で走りそう。過去の好走馬体と比較するとスピードに特化し過ぎている点がマイナスになるが、必要最低限のパワー、スタミナ要素は持っているため、ここでも十分好走が期待できる。

東京2歳Sは出遅れ＋前有利の展開がこの馬に向かなかったため、着順ほど評価を下げる必要はない。あがり最速の脚を使えていることも評価できる。新馬戦はコーナー途中から大外を捲り、その勢いのまま直線で豪快に差し切る脚を見せており、かなり強い内容だった。若干メンバーレベルに疑問が残るが、今回の舞台と似た福島のトリッキーコースで見せた高いパフォーマンスは素直に評価できる。

※馬体写真なし

前走の未勝利戦はコーナーをロスなく回り、展開等もこの馬に向いての勝利のため、評価はそこまであげれない内容だった。これまで戦ってきたメンバーレベルも微妙なため、ここでは厳しいかも。

馬体重は480㎏台と大型馬に思えるが、実際は無駄ニクのないスリムな馬体で2000mの距離も問題なさそう。胴は詰まり気味で、飛節も曲飛と駆動力は高そう。一方で首さしや足はスラっと長めに見せており、ストライドは大きくスピードを持続させる走りも得意に思える。前走の東京よりかはコーナーからのロングスパート勝負になりそうな今回のほうが合いそう。ただ、機動力だけでなく、短距離馬並みのスプリント力も求められる今回の舞台ではややパワー不足で適性ドンピシャとは思えない。

アイビーSは、直線ふらつくシーンが何度かあったため、2着に敗れたが勝ち馬との差はほとんどない。新馬戦を圧勝した内容からも能力が高いことは間違いなさそう。

※馬体写真なし

勝利した未勝利戦は道中不利有、直線進路替えと無茶苦茶なレース内容にも関わらず勝ち切っているため、能力の高さを示した。新馬戦は10着と負け過ぎの印象だが、マイルのペースが合っていなかったと考えると今回の舞台ではある程度やれても不思議はない。

※馬体写真なし

札幌2歳Sの勝ち方がコーナーから外を捲る強い内容だったため素直に評価できる。2着馬もG1馬のため、この馬もそれなりの能力があることは間違いない。新馬戦で負かした相手もその後の未勝利戦を勝利している馬が多く、ある程度レベルの高いレースだったと考えれば、そのレースで圧勝したこの馬も相当強い。

胴長でスリムな体系をしており、腹袋も立派でスタミナ要素の多い馬体。足も長めでストライドが大きく、広い東京コースで好走できたのも納得。消耗戦には強そうだが、小回り適性などの機動力が求められる今回の舞台ではやや適性が低そう。

東京2歳Sは小頭数かつ内をロスなく回っての勝利のため、そこまで評価は上げれない。ただ、3着以降には大きく差をつけているため、能力が低いわけではない。新馬戦で負かした2着馬も重賞で好成績を収めているため、この馬の能力もそれなりにあるはず。

500㎏を超える大型馬で腹袋もしっかりしているため、ぱっと見の印象はパワフルなスタミナタイプに見える。ただ、胴は若干詰まり気味で飛節も曲飛のため、スピード要素もそれなりにあり、総合的に判断すると3要素のバランスが良くも見える。機動力が求めれる今回の舞台ではパワー×スタミナタイプはあまり向かないが、この馬に関して全く適性がないとも言えず、前走のように上手く先行できれば逃げ粘りもあり得そう。

黄菊賞は朝日杯FS2着馬のミュージアムマイルに次ぐ2着のため、能力はある程度ありそうだが、前のいたこの馬に展開が向いた割には着差をつけられており、着順以上に評価することは難しい。ただ、逃げながらも速い上がりを使えており、新馬戦のメンバーレベルもそこまで悪くないため、今回のメンバー相手にもそこそこやれても不思議はない。

450㎏と小柄な印象の馬体重ではあるが、筋肉量は豊富で首さしや足も短いため、パワフルな馬体に見える。骨格もきれいな正方形で伸縮性の高そうな胴回りからはスピード要素も感じられる。牝馬ではあるが今回の舞台での適性は高めで、適性だけ判断するなら一発あってもおかしくない。

芙蓉Sは前残り展開を読んで後方から捲って競馬した騎手の好判断もあっての2着だったが、操縦性が高そうで良い内容だった。ただ、決着タイム自体はそこまで速くなかったり、札幌2歳Sの内容を見る限りは今回のメンバーレベルを考慮すると少し厳しいかも。

🥉マジックサンズ
アロマヴェローチェを物差しに考えるとこの馬の能力上位。

🏅デルアヴァー
ゲートが課題にはなるが、展開が向けば新馬戦のように捲る競馬でも通用するはず。

☆デルアヴァー or ジュタ or レーヴドロペラ
馬体重視か、能力重視かによって変わってくる。現状では悩ましいため、馬券的には◎からこの3頭に流すかも。