【コース別適性馬体】予想に活かせる!東京芝2000mを好走する馬体の特徴【2024年改訂版】

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競走馬にはコースごとに得意・不得意があり、馬体を見ることでその傾向を判断することができます。

本記事では東京芝2000mを得意とする馬体の特徴についてまとめています。

東京芝2000mと言えば、G1天皇賞・秋で使用されるコースで有名です。

コースの特徴馬場状態を考慮したうえで好走する馬体について解説します。

この記事でわかること

東京芝2000mを好走するために必要な適性能力

高速決着東京芝2000mを好走する適性馬体

タフな条件東京芝2000mを好走する適性馬体

東京芝2000mを好走するために必要な適性能力

まえおき

各コースで必要な能力を判断するためには、そのコースの特徴とその馬が持つ適性能力を知る必要があります。

本記事では、競走馬が持つ適性能力をパワー、スタミナ、スピードの3要素に分類して解説しています。

詳細については以下記事で確認できます。各適性能力の定義とそれらを示す馬体の特徴例などを記載しています。

東京芝2000mのコース特徴

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適性能力を解説する前に先ずはコースの特徴を知るのは必要不可欠です。

コース概要と適性能力を判断するうえでのポイントを解説します。

スタートは1コーナー奥のポケットからで直後にコーナーを迎え、そのままワンターンでゴールとなります。

2000m戦にしてはコースを1周しない珍しいコース形態となっています。

ここで適性馬体を見極めるうえでの重要なポイントを紹介します。

Point1:スタート直後にコーナー

出遅れ禁物

2コーナーまでの距離が約130mほどしかなく、すぐにコーナーを曲がることになります。

スタートから最初のコーナーまでが短いため、外枠と出足の鈍い馬は不利になります。

また、無理な先行争いが起きず、展開としてはスローになりがちです。

Point2:最後の長い直線+上り坂

最後の直線は長いうえに坂もあるため総合力が問われる

東京コース最大の特徴は、やはり最後の直線でしょう。

約530mもある直線は、全競馬場で2番目に長く、その途中には高低差約2mの登り坂もあり、かなりタフな直線となります。

展開や馬場にもよりますが、どの条件でも好走するには、パワー、スタミナ、スピードの総合力が問われます。

東京芝2000mを好走するために必要な適性能力

コースの特徴も踏まえ、好走するために必要な適性能力を以下に示します。

各条件別での適性能力をまとめると以下の通りです。

高速決着

【定義】良馬場かつSペース想定

【結論】マイラー並みのパワーに加えて中距離をこなすスタミナが必要

中距離戦にはなりますが、スタート直後のコーナーでペースも上がることがなく、高速決着時は馬場が良いかつSペースからの瞬発力勝負になりやすい傾向にあります。

ただ、東京コースは直線が長いため、単純にスピードだけあれば良いわけではなく、そのスピードを持続させるためのパワーとスタミナが求められます。

タフな条件【参考】

【定義】不良馬場かつペースもやや速め(Mくらい)

【結論】スタミナに長けた馬が好走傾向にあり

過去10年でタフな条件で開催された天皇賞秋はキタサンブラックが勝利した2017年のみでした。

この時の馬場は不良に加え、ペースも若干速いスーパータフレースなので中々ない特殊なレースだったと思っています。

そのため、長距離などタフなコースで活躍していることが好走の条件となり、重馬場やもう少しペースが緩い場合は好走馬体が異なると考えています。

ただ、もし同じような条件で開催されることがあれば、中距離でもそれなりのスタミナ必要になります。

高速決着で好走する適性馬体

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具体的に高速決着で好走した穴馬の馬体特徴を説明します。

穴馬探しの参考にしてください!

過去好走した穴馬

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先ずは過去に高速決着で東京芝2000mを穴馬で好走した馬を2頭紹介します。

ステファノス 牡4 

【レース】2015年 天皇賞秋

【着順(人気)】2着(10番人気)

【条件】良馬場、Sペース

【馬体重】474㎏(レース出走時)

スピルバーグ 牡5 

【レース】2014年 天皇賞秋

【着順(人気)】1着(5番人気)

【条件】良馬場、Sペース

【馬体重】506㎏(レース出走時)

紹介した穴馬2頭の馬体には共通点があります。

その共通点が好走する馬体の特徴となり、詳細を以下で説明します。

特徴❶:筋肉量が多い

前躯、後躯、足回りとどこを見ても筋肉量が多いのが1つ目の特徴です。

筋肉量が多いことは悪いことではなく、それだけパワーがある証拠です。

2015、16年と2年連続で好走したステファノスの馬体を見ても中距離馬とは思えないほどの筋肉量です。

馬体重に限らず、筋肉量の多いか否かに先ず着目しましょう。

特徴❷:骨格が正方形

骨格が正方形というのは、足と胴がともに長いタイプと足と胴ともに短いタイプの2種類があります。

中距離以上の距離では、前者の足と胴がともに長いタイプが好走傾向にあります。

特に東京コースの直線は広く長いため、大きなストライドな馬でも走りやすく、スピードの持続力に長けた走りが可能となります。

タフな条件で好走する適性馬体

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具体的にタフな条件で好走した穴馬の馬体特徴を説明します。

穴馬探しの参考にしてください!

過去好走した穴馬

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先ずは過去にタフな条件で東京芝2000mを穴馬で好走した馬を2頭紹介します。

レインボーライン 牡4 

【レース】2017年 天皇賞秋

【着順(人気)】3着(13番人気)

【条件】不良馬場、Mペース

【馬体重】452㎏(レース出走時)

マカヒキ 牡4 

【レース】2017年 天皇賞秋

【着順(人気)】5着(9番人気)

【条件】不良馬場、Mペース

【馬体重】504㎏(レース出走時)

紹介した穴馬2頭の馬体には共通点があります。

その共通点が好走する馬体の特徴となり、詳細を以下で説明します。

特徴❶:立派な腹袋を持つ

立派な腹袋を持つ馬は臓器も立派だと言われています。

これにより長距離やタフな流れでも底力を発揮しやすく、スタミナとパワーが必要なコースでは必須の特徴となります。

スタミナを要するレースでは多くの馬が持つ特徴のため、不良馬場+タフな展開となれば必須の能力になります。

特徴❷:無駄肉のない大型馬

無駄肉のない馬体とは主に前躯や腹回りを見て、筋肉量の多さを確認します。

筋肉量が多いことは悪いことではなく、それだけパワーがある証拠です。

しかし、スタミナが重視される場合は、その筋肉が余計な重りになる可能性があります。

馬体重の重さに関係なく、見た目がスリムな馬体が好走傾向にあります。

まとめ(結論が知りたい方はここから!)

高速決着での適性馬体

まとめ

【好走条件】中距離でもマイラー実績(パワー×スピード型)

【パワー要素】距離が長いのではと思わせるほどの筋肉量の多い馬体

【スタミナ要素】東京コースの広い直線を有利にこなせる足と胴にゆとりのある馬体

タフな条件での適性馬体

まとめ

【好走条件】中距離でもスタミナ特化型(馬場とペースが特殊なため参考程度)

【スタミナ要素】無駄肉がなく、立派な腹袋を持つ馬体

以上、東京芝2000mを好走する適性馬体の解説でした!

皆さんの予想の参考に少しでもなれば嬉しいです!

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