【初心者向け】パドックを見る時に押さえておきたいポイント

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パドックは、馬体予想には欠かせない存在になります。

馬体予想と聞いて、先ず思い浮かぶのがパドックではないでしょうか。

本記事は、パドックを見る時に知っておいて損はないポイントについて解説します。

この記事でわかること

・パドックを見てわかる馬の状態、気性

・パドックを見てわかる馬のコース適性

※本記事はパドックで確認できることについての解説記事です。馬券検討にも活用できるより具体的な見方、方法は別記事で今後取り上げていきます。

パドックでわかる状態

その日の馬の状態(仕上がり具合、調子)についてパドックで判断できるポイントを解説します。

歩様全体

歩様では、体全体を使って歩けているかを確認します。

馬は全身を使って走るため、頭からお尻までの動きの連動性が非常に大切となります。

歩く姿を見た時に連動性のある動きかができていれば、レースでも無駄のない走りができると考えています。

頭の位置

前述した歩様の連動性とも関連しますが、頭の位置は下図のように上過ぎず、下過ぎないほうが望ましいです。

そのほうが歩様連動性が良い状態と言え、好走に繋がると考えています。

足の踏み込み具合

歩様時に力強く踏み込めているかを確認します。

見る時は、足元を確認すると地面をしっかり踏み込み、蹴り上げられているかわかりやすいです。

筋肉の張り具合

主にトモの筋肉を確認し、ボディービルダーのようにムキムキかどうかをチェックします。

正直、見慣れないと判断が難しいため、先ずは未勝利戦とG1レースのパドックを比較してその差を確認するとわかりやすいかもしれません。

トモの筋肉の仕上がり具合が違うはずです。

血管の浮き

血管の浮きは、足の付け根あたりに注目すると見つけやすいかもしれません。

血管が浮き出るほど無駄ニクがなく、状態が良いことを示します。

腹回りのゆとり

腹回りが引き締まっているか、ゆとりがあるかを見ます。

馬体重と合わせて確認することで仕上がり具合の判断に使うことができます。

背中の状態

背中に過剰なぜい肉が腰や尻についた太めの状態のことを背割れと言います。

下図のように背後から見た場合、左右の肉が突出し、背中を中心に2つに分かれて見えます。

これは明らかに太めの状態を示し、好走は難しく次走に期待したくなります。

周回する場所

パドックの内側か外側を回っているかでその馬のやる気が確認できます。

外を回ってる馬のほうが走る気があり、状態がいいこと言われています。

銭形

毛艶の良さを判断する材料として銭形(ぜにがた)模様の有無があります。

銭形とは、主にトモの周りに見える斑点模様のことを示します。

これが見える=代謝がいいと言われおり状態の良さが伺えます。

下痢の有無

馬も生き物なのでパドック周回中に糞をすることがあります。

その時は、下痢の有無を確認しましょう。

馬は人間以上にデリケートな生き物です。

下痢をしている時は、体調が悪い可能性が高く、レースで良いパフォーマンスは発揮できないかもしれません。

パドックでわかる気性

レース前の馬の気性(落ち着き度合い)についてパドックで判断できるポイントを解説します。

歩様全体

落ち着きない馬は、キョロキョロ周りを見たり、止まったり、後ろ足を蹴り上げたりとチャカチャカした動きをよくします。

気性が悪く、そのような動きをしているとレース前に無駄な体力を消耗してしまうため、マイナスです。

発汗具合

気性の荒さを判断するうえで最もわかりやすい項目です。

人間と違い馬は汗をかくと特殊な成分により白く見えてきます。

発汗しているということは、それだけ暴れて無駄に体力を消耗している可能性があります。

夏ならそもそも気温が高いためどの馬も汗をかいている可能性が高いですが、冬で発汗している馬を見かけたら要注意だと思いましょう。

クビの動き

気性が荒く、チャカチャカしている馬は、クビの上げ下げ動きが激しいです。

他の特徴と同じく、無駄に体力を消耗している可能性があるため要注意です。

目の充血

目が充血しているとかなりの興奮状態である可能性が高いです。

これは、映像では判断が難しく、現地で見ないとわからないかもしれませんが、映像で見てもわかるくらいの充血具合なら要注意です。

一緒にいる厩務員さんの数

パドックを歩く馬は、必ずその馬を管理する厩務員さんに引き連れられて周回しています。

基本は1人なのですが、落ち着きのない暴れやすい馬だと2人引きであることがあります。

パドックでわかるコース適正

出走するコースの適正についてパドックで判断できるポイントを解説します。

蹄の厚み

蹄とは、図のように足先部分のことを示します。

ここの厚みを見ることでその馬の適正を判断することができます。

基本的には、厚い蹄を持つ馬の方がパワーがあると言われています。

なので、芝の重馬場やダートレースでパドックを見る時は見ておいて損はないポイントです。

繋の角度と長さ

繋は、球節と蹄を繋いでいる部分を示します。

馬によってこの部分の長さや角度が異なります。

この違いによっても馬の適正が判断できます。

短く地面に向かって垂直に見える繋の持ち主はパワータイプで、長くて斜めに見える繋の持ち主はバネが効きやすいため、スタミナタイプに多い特徴だと捉えています。

その他

あげた2つ以外にも足や胴の長さや形で適正を測ることができます。

ただし、パドックは当然馬が動いているので判断が中々難しく、馬体初心者の方にはハードルが高いです。

先ずは、馬の状態や気性面を判断する材料としてパドックを見ることをお勧めします。

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