POGとは、自分が仮想馬主になって競馬を楽しめるゲームです。
毎年デビューする馬の中から10頭を選び、その馬の獲得賞金をポイント化してその合計得点を競い合います。
お金をかけずに馬主気分が味わえるのが1番の魅力!
選んだ馬は、1年通しての活躍が気になって仕方ありません!
難しいのは、どの馬もデビュー前のため、血統、厩舎、馬体、周りの評判などから決定する必要があります。
馬体は走る馬を見極める訓練には、とっておきのゲームです!
そんなPOGに毎年に参加しているわけですが
今回は、愛馬10頭を馬体写真だけを見て決めてみました!
自分の相馬眼がどこまで鍛えられているのか、このPOGで確認します!
・POG馬を選ぶ時の馬体で見るべきポイントを紹介
・選んだ10頭の紹介と選出理由を解説
〈はじめに〉馬体を見る方法は?
馬体写真は、POG本に掲載されています。
POG本とは、毎年4月頃に発売されるPOGに関する情報本です。
馬体写真はもちろんのことデビュー前の有力馬の情報が満載です。
POG本は、色んな出版社から販売されており初めて買う人からするとかなり悩ましいです。
私は1番馬体写真が多く掲載されている「丸ごとPOG 2022-2023(週刊Gallop臨時増刊)」を購入しています。
今回は、丸ごとPOGに掲載されている全650頭の馬体写真の中から10頭を選びました。
実際毎年デビューする馬が何千頭といる中で全ての馬体写真が掲載されているわけではないので
馬体だけで選定してランキング上位を狙うのは厳しいかもしれませんが、、、
自分が選んだ馬を信じて応援するのみ!
選出時のポイント
選出の際に確認したポイントを3つ紹介します!
その1:クラシックを好走しそうな馬体を選ぶ
POGはダービーを節目に一年通してデビューした馬の合計獲得賞金を競うゲームです。
つまり多くのポイントを稼ぐには、
- デビューが早い馬
- コツコツとレース数を重ねて上位入賞できそうな馬
- クラシック戦線を勝ち抜けそうな馬
を選ぶ必要があります。
「デビューが早い馬」と「コツコツとレース数を重ねて上位入賞できそうな馬」に関しては
オーナーや調教師の意向次第なので正直わかりません。
しかし、クラシックを好走しそうな馬なら馬体で判断することができます。
クラシックとは、その年にデビューした馬だけが出走できるレースのことで、POGに関わってくるG1レースでいうと以下8レース。
- 阪神ジュベナイルフィリーズ
- 朝日杯フューチュリティステークス
- ホープフルステークス
- 桜花賞
- 皐月賞
- NHKマイルカップ
- オークス
- 日本ダービー
ポイントを稼ぐには、このレースに勝てるような馬を選びましょう!
中でも、日本ダービーはPOG対象の最後G1レースで最も獲得賞金が多いレースになります。
基本的にはこの日本ダービーを好走できそうな馬を探します。
つまり、東京芝2400mを好走しそうな適正馬体を見極めます。
【コース別適正馬体】東京芝2400mまた、シンプルに馬体重だけでも判断材料になります。
例えば、馬体が500kg以上や420kg以下でクラシック戦線で活躍している馬は歴代に少ないため極力選びません。
こういった観点でクラシック戦線を勝ち抜けそうな馬体を選んでいます。
その2:怪我しなさそうな馬体を選ぶ
POGの馬を選ぶうえでもう一つ大事なことが一年通して怪我をしない馬を選ぶことです。
ここを押さえていれば絶対大丈夫!
という明確な解はないと思いますが、私が選ぶ時に見ている観点を2つ紹介します。
- 前躯と後躯のバランスの良し悪し
- 繋ぎの角度と長さの良し悪し
1つ目の「前後のバランスの良し悪し」ですが、主に見るのは筋肉のバランスになります。
筋肉量が多いとその分パワーのある走りができますが、極端に前だけ、後ろだけの筋肉が発達していれば良いと言うわけではありません。
競走馬は、体全体を使って走ります。
どちらかに筋肉量が偏っていると走る際の効率が悪くなり、体のどこかの負担になる走りをしてしまう可能性が高いです。
もう少し具体的にいうと競走馬は、一完歩(一歩)の動作として下図の動きを繰り返して走っています。
大きく飛躍するために、前足で地面を踏み込み力を貯め(上図左)、しっかりと後足で地面を蹴り出して伸びる(上図右)、これが一連の動きになります。
この一連の中で、前躯の筋肉を使ってしっかり踏み込み、後躯の筋肉を使って力強く地面を蹴り上げることができれば大きく飛躍することができます。
この時にどちらかの筋肉がだけ極端に発達していたとすると、筋肉のあまりない馬と比べて好走はできるかもしれません。
しかし、バランスが悪いとどちらかの筋肉に負担がかかる走りとなり、その負担が披露となり蓄積し、どこかで怪我をしてしまう可能性が高くなると思っています。
体に負荷のかからない走法ができそうか、前後の筋肉のバランスを見て判断しましょう!
2つ目にあげた「繋の角度と長さの良さ悪し」についても同じ考え方です。
結局、馬の体に負担のかからない走法ができるかが、怪我のしやすさを見極めるポイントだと思っています。
ちなみに繋にというのは下図の部分を示します。
繋については角度と長さを確認します。
角度は下図の黄色ラインのように地面に対して「斜めになっているか」、「立っているか」を確認します。
長さはシンプルに短い、長いの確認です。
結論ですが、斜めすぎても立ちすぎても、長すぎても短すぎても怪我をするリスクがあります。
競走馬の足元には、一歩一歩の踏み込む際に500kg近い負荷が一気にかかることになります。
斜めすぎ、長すぎるとその負荷のほとんどが球節部分にかかることになります。
立ちすぎ、短すぎると蹄、繋にその負荷が一気にかかることになります。
つまり、中間の角度と長さを選ぶ必要があります。
実際に選ぶときは、判断が難しいと思います。
なので、私はいつも極端に斜め過ぎないか、長過ぎないか程度で見て判断しています。
極端に斜めすぎたり長すぎる繋でなければ、そこまで気にする必要はないと思います。
その3:顔がイケメン、可愛い馬を選ぶ
最後は、おまけです。
顔がイケメン、可愛い馬を選ぶにも判断基準が難しいですし、選べたとしても本当に好走するかは分からないです。。。
ただ、長年競馬をやっていてG1を勝つような馬は、可愛い子やイケメンが多いなと思ったので最後に書きました。
POGは10頭しか選べないので、甲乙つけ難い馬がいたら、最後は顔を見て、やる気に満ち溢れたカッコイイ、カワイイ馬を選ぶようにしています。
選出馬10頭を紹介
私が選んだ愛馬10頭を紹介します!
権利上の問題で写真を載せることができないのが残念ですが、選んだ理由も合わせて紹介していきます!
No.1
父:ダイワメジャー
母:レディヴァルール(母父:Multiplex)
馬体重:479kg
選出ポイント:ダイワメジャー産駒なのに長距離適性を感じさせる馬体
ダイワメジャー産駒といえば、レシステンシアやアドマイヤマーズなどクラシックで活躍する馬を数多くいます。
POGで選ぶにはもってこいの産駒ですが、日本ダービーなどの長距離路線まで見据えると正直選定するか迷うところです。
しかし、この馬は胴や首が長く、要所要所に長距離適正を感じされる点が馬体から見えました。
期待も込めて1番手評価にしました!
No.2
父:サトノダイヤモンド
母:ティッカーカード(母父:Giant’s Causeway)
馬体重:491kg
選出ポイント:無駄ニクがなくいかにもダービー向きな馬体
2番手は、新種牡馬サトノダイヤモンド産駒!
馬体重が491kgと大きめの割に、全体的にスリムに見せています。
全体を見た時のバランスも良く、1600mでも2400mでもこなしてくれそうです。
また、全体のバランスが良く見えることで走りそうなオーラがむんむんです。
No.3
父:キタサンブラック
母:フリーティングスピリット(母父:Invincible Spirit)
馬体重:463kg
選定ポイント:全体のバランスが1番!
写真で見る馬体のバランスが非常に良く見えました。
馬体に合った馬体重も良いです。
これといって突出した箇所はないのですが、良い意味で余計な筋肉がなく、軽快かつパワフルな走りが期待できそうです。
No.4
父:ハーツクライ
母:ジェニサ(母父:Storm Cat)
馬体重:464kg
選定ポイント:全体のバランスが1番!
ここで牝馬1番手の登場!
選定理由は、先程のシュバルツガイストと同じで、この馬も馬体のバランスが良く見えます。
牝馬でいながら先程評価したシュバルツガイストと似た体型、馬体重というところに期待しています。
No.5
父:サトノクラウン
母:パルティトゥーラ(母父:マンハッタンカフェ)
馬体重:490kg
選定ポイント:スタミナとパワーを持ち合わせた馬体
5番手評価は、こちらも新種牡馬サトノクラウン産駒。
イチオシのポイントは、お父さん譲りのスタミナとパワー両方を感じさせる馬体です。
特にトモの筋肉は、デビュー前からでも十分通用しそうな大きさです。
極端に大きいわけでなく、全体のバランスを適度に保った大きさというところがまた良いです。
ただ、お父さんが苦戦していたようにダービーなどのクラシック路線には適した馬体ではないので、POGで選ぶには少しリスクがあります。
ただ、王道パターンにハマらないだけで、クラシックでも荒れた馬場やスタミナを要する展開になればこの馬にもチャンスはあると思っています!
もちろん期待はいていますが、穴馬的な位置付けで当馬を選定しました。
No.6
父:バゴ
母:オーマイベイビー(母父:ディープインパクト)
馬体重:446kg
選定ポイント:スピード持続タイプ(=皐月賞、ダービー向き)
この馬は、スタミナとスピードを合わせ持った馬体をしています。
つまり、直線の長い東京で行われるダービーやコーナーからの捲り競馬になりがちな皐月賞には、もってこいの馬体だと思います。
あとは成長分でもう少し筋肉がつき、馬体重が増えれば完璧だと思います!
あと馬体は全く関係ないですが、ダノンジュリアスっていういかにもG1を勝ちそうな名前もいいです!
No.7
父:ハーツクライ
母:ロードクロサイト(母父:Unbridled’s Song)
馬体重:471kg
選定ポイント:期待のマイラー候補
当馬は、今まで選んだきた馬と全く異なる体型をしています。
胴が短めで筋肉のつき方も違い、いかにもマイラーとういう体型です。
2歳G1や NHKマイルでいい勝負ができるはずと期待も込めて選定しました。
No.8
父:サトノアラジン
母:ヴァタルサイビーチ(母父:ゼンノロブロイ)
馬体重:477kg
選定ポイント:桜花賞馬はこの子だ!
この馬は来年の桜花賞馬になる!そう信じて選んだ馬です。
牝馬とは思えないトモの大きさとハリ、瞬発力を感じさせる胴回りと飛節、この2つが私には光って見えました。
今からデビューが楽しみです!
No.9
父:ロードカナロア
母:メジャーエンブレム(母父:ダイワメジャー)
馬体重:510kg
選定ポイント:ボディービルのような馬体
この馬は血統を見る限り明らかに短距離馬です。
馬体重510kgを見ても1200〜1600mベストな気がします。
ただ、馬体写真を見ると510kgを感じさせないくらいのスリムマッチョでした。
筋肉もボディービルダーのようにパンプアップされた2歳とは思えない馬体に惚れました。
最悪距離は足りなくても短距離路線で活躍してくれることを願って選出しました。
No.10
父:ドゥラメンテ
母:クイーンオブトロイ(母父:Storm Cat)
馬体重:510kg
選定ポイント:規格外なトモの大きさ
最後に選んだのは、ドゥラメンテ産駒の大型馬。
馬体全体のバランスは正直良いとは言い難いですが、トモがどの馬よりも発達しており、後躯だけが異常に目立って見えました。
これが走りにどう影響すかは実際に走ってみないと分かりません。
もしかたらお父さんのようにとんでもない爆発力で活躍してくれることを願って最後に選定しました。
番外編 本当は選びたかった1頭…
最後に本当は選出したかったのですが、叶わなかった1頭紹介します。
それは、、、
父:サトノクラウン
母:クラックシード(母父:キングカメハメハ)
馬体重:482kg
馬体写真を見て一目惚れしました。
全体のバランスも完璧で馬体重も理想です。
本当は1番手評価であげたいくらいでしたが、選出できませんでした、、、
気づいた時には、デビューしていました。
ただ、そのデビュー戦をしっかり勝っているので自分の目に狂いはなかった。はず。
この子の走りにも今後期待したいと思います!
以上、私がPOGを選ぶ時に馬体で見るポイントと今回実際に選んだ10頭を紹介しました。
今後、クラシックが舞台となるコースの好走馬体の特徴や怪我をしない馬体の見方の詳細について記載していく予定です!
更新をお楽しみに!