【馬体から好走馬予想】25年安田記念

前走の海外G2は、展開が向いたとはいえ、ヴィクトリアマイルを快勝したアスコリピチェーノと差のない競馬をしており評価できる。阪神Cは速い上がりが求められる高速決着が向かずに8着のため、着順ほど評価を落とす必要はない。ただ、距離はマイルがギリギリで、さらに毎年高速決着になる安田記念は合わない印象が強い。

東京新聞杯は内有利の中、大外を回して実力馬たちを差し切っての勝利のため、能力を示した内容だった。京都金杯は内をロスなく回り、直線うまく抜け出しての2着のため、メンバーレベルを考慮すると大きく評価はあげれる内容ではなかった。メンバーレベルが少し上がるが、東京新聞杯の内容を見る限りは通用してもおかしくない。

大阪杯は差しが届く展開で後方にいたこの馬には向いたとはいえ、高メンバー相手に4着と善戦した。中山記念はハンデと内をロスなく回った結果を考慮すると2着だが大きく評価はできない。ただ、実力馬相手で高速馬場に対応できたことは素直に評価できる。G1で古馬相手にも十分通用することは証明済みのため、あまり人気しなさそうなため、妙味はありそう。

都大路Sは馬場展開がこの馬にある程度向いていたにも関わらず13着と負け過ぎの印象。近走結果を残せておらず、メンバーレベルが一気にあがるここでも流石に厳しい。

チャンピオンズマイルは、内有利な馬場の中、終始外を回させる厳しい競馬だったため、9着に敗れたが着順ほど評価を落とす必要はない。フェブラリーSも速い上がりが求められる展開がこの馬に向かなかったため、こちらも着順ほど評価を落とす必要はない。昨年の4着の実績が示す通り、東京コースは芝ダート問わず相性が良いコースのため期待できる。スピードの持続力が求められるタフな展開になればより期待。

マイラーズCは5着と善戦したが、メンバーレベルを考慮すると負け過ぎの印象。直近のレース内容を見る限り、メンバーレベルがあがる今回も厳しい。

東京新聞杯は15着と大敗したが、直線で前が壁になり、ほとんど追っていなかったため、度外視で良いレベル。京都金杯は内をロスなく回っての勝利だが、少しごちゃついた馬郡の中をうまく抜け出しての勝利のため評価できる。2戦とも一緒に走っているウォーターリヒトとはほとんど差はなく、今回のメンバーでも通用しそう。前走の大敗で人気を落とすようなら妙味あり。

大阪杯は差しが届く展開で、前にいたこの馬には向かなかったとはいえ、負け過ぎの印象。中山記念は内をロスなく回り、展開も向いての勝利だが、後続を抜かせない強い内容だった。鞍上がルメール騎手に戻ることはプラスで、得意な瞬発力勝負になれば巻き返しは十分期待できる。

香港マイルは直線ぶつけれる不利があり、最後はほとんど追っていなかったため、度外視で良い。NHKマイルは内前有利の展開が向いたとはいえ、アスコリピチェーノ相手に圧勝しているため、能力の高さを示した内容だった。皐月賞の内容を見てもスピード決着は得意そうで今回の舞台も合う。ただ、好走したNHKマイルから1年以上あいての国内G1のため、古馬相手にどこまやれるか若干の不安はあるものの、それを理由に人気を落とすようであればむしろ妙味はあり。

東京新聞杯は7着に敗れたがトップハンデを考慮すると0.5sは善戦しており評価を落とす必要はない。東京新聞杯も同じく、ハンデを考慮するとそこまで大敗はしていない印象。ただ、スピード決着はあまり向いておらず、メンバーレベルもあがることを考慮すると流石に厳しいか。

マイラーズCは出遅れかつ大外を回る厳しい競馬だったため、2着に敗れたが勝ちに等しい内容だった。東京新聞杯は外差しが決まる中で、この馬も外からジリジリと伸びていたが10着でトップハンデだったとはいえ、少し負け過ぎの印象。ソウルラッシュにも勝った得意な東京コースで臨めるのはプラスだが、出遅れ癖があり後方からの競馬になる可能性が高いため、良くても2，3着のイメージ。

ドバイターフはこの馬含めた先行勢には向いたとはいえ、前の馬をしっかり捉えて勝てたことは評価できる。何よりもロマンチックウォリアーに勝てたこと自体が能力が高い証拠。中山記念は3着に敗れたが上位2頭とは位置取りの差に見え、トップハンデを考慮すると着順以上に評価できる。基本的に高速決着は合わない印象だが、昨年も好走できたように今回のメンバーレベルであれば能力だけで好走しても不思議はない。

六甲Sはトップハンデでの勝利で強い内容だったが、外差し有利な馬場展開が向いたため、評価をあげれる内容ではなかった。これまでに戦ってきたメンバーレベルも考慮するとここでは厳しい。

ダービー卿チャレンジTは内有利な馬場をロスなく内を回っての勝利のため、メンバーレベルも考慮すると素直に評価できず。ニューイヤーSも内前有利な馬場展開が向いての勝利のため、大きく評価はできず。ただ、東京コースではウォーターリヒトとは差のない競馬をしており、この馬の実力もそれなりにあることは間違いなく、当日人気なければ妙味あり。

ドバイターフは内前有利な展開で後方から大外を回るロスがあったため、7着に敗れたがそこまで評価を落とす必要はない。東京新聞杯は外差し有利な馬場が向いての4着だが、牡馬混合戦かつ休み明けだったことを考慮すると能力は示せた。近走G1では馬券内に来てはいないが、まともに走れておらず、ここで全馬を圧倒してもおかしくない。

マイラーズCは有利な内を通っての6着のため、メンバーレベルも考慮すると評価をできず。近走の結果からメンバーレベルがあがるため、ここでも厳しい。

高松宮記念は差し有利の展開が前にいたこの馬に向かずで6着に敗れたが評価を落とす必要はない。スプリント戦では高速決着が苦手のため、マイルなりペースがスプリントよりも落ちそうなのはプラスだが、シンプルに距離が長い可能性もあり、より持続力が求められる東京コースでは厳しいか。

京王杯SCは前有利な馬場展開の中、最後方から上がり最速の脚を使っての4着と着順以上に評価できる。4走前のキャピタルSでは今回と同舞台でウォーターリヒトと差のない競馬をしており、この馬の実力も人気以上にありそう。ジュンブロッサムと同様後方からのあがり勝負になればチャンスはある。

マイラーズCは小頭数かつ内をロスなく回っての勝利のため、大きく評価はできず。小倉大賞典は差し有利な展開が向いての勝利のため、こちらも大きく評価はできず。重賞で連勝できているところは素直に評価できるが、メンバーレベルも考慮すると大きく評価できない。ほとんど未知の東京コースに変わってどうか。

★＊＊＊
＊＊＊